茶色いクツをはきなさい!
- 作者: 藤巻幸夫
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: 単行本
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http://www.fujimaki-japan.com/yukio/2009/05/post-36.html
先日、NHKの番組で見た藤巻さんに興味を漠然と持っていたら、本屋に黄色い目立つ本が平積みされていたので、手に取ってみた。学生時代、伊勢丹やバーニーズ時代の、守破離の体験がつづられている。
人間の人生を変えるような学問でなければ、学問ではない。その人間とは他人のことではなくて自分のことである。他人を変えようと思ったならば、まず自分を変えることである。
コンサルタントとして、相手を変えるにも、自分が事業をやるわけではないからなぁ。人を動かすには、まず自分がやるしかないけど、どうすればいいのかという疑問が残る。
客のためと客の視線の違い。なになにのためという言葉は、正当化する時に使われる。
お客さんのためと称した無駄なものを探せば、見あたるのではないか。
無難に人生を歩くのは大切だけど、ときには、守破離の破を体験することが必要なんじゃないかと思う。別に仕事を変えろって言っているわけじゃないし、妻を変えろって言っているわけじゃない。街歩きでも「破」を体験できるはずだし、ファッションや趣味の世界でも「破」は体験できる。今まで来た事も無い赤やグリーンのジャケットに挑戦するとか、思い切って坊主頭にしてみることで、立派に「破」は体験できる。まとまった暇をとって、本やテレビの世界でしか知らなかったアフリカや南アメリカ、中近東といったハードな国を旅しても「破」が体できるかもしれない。要は、自分が勝手に築いている壁の外に一歩、二歩踏み出してみる事が必要で、その先に「離」があるのではということ。
最近、守りに入っていたのですが、ビジネス以外のところでも、身近な所で「破」の体験をしてみて、自分が「離」を経験してみたい。ただ「破」が破滅にならないように気をつけないと(笑)意外と失敗も多いんだよな。