正しく決める力―「大事なコト」から考え、話し、実行する一番シンプルな方法

何かを議論するとき、たいていの人の発言は「差」だけを語っている。論点を勝手に決めて、その理由を言うこともなく、そこでの「差」を声高に述べる。差を見る前に、その重さを見よう。それが大事なコトかどうか確かめよう。

→何かを考える時には必ず「それって大事だったっけな?」と自分につっこむ
→人に話す時には「そもそも○○が大事で、だから○○でこんな差をつけた」と必ず「大事であること」を最初に言う。

■大事なことから「大戦略」、「効用」、「手段」の3段階で決める。
(0)一番大事なコト:生き延びる
(1)大戦略:ステイかムーブか
(2)効用・注目表:寒さ、飢え、発見、進路
(3)手段・ツール:マッチ、蜂蜜、コンパス、寝袋

■戦略とはトレードオフ
・戦略:上手く戦場を選び、資源の準備をすること
・作戦:所与の戦場・資源の中で、最適の高い方を選ぶこと
・先述:個々の戦いで目的を達するための動き方を考えること。
→勝機を選ぶことが戦略

■三谷さんの就職活動
・大前提:もっと自分を鍛えたい
・第一段階:ムーブ
・第二段階:仕事の機会、上司先輩の指導、同僚との切磋琢磨、会社の研修、仕事の多様性(広がり)
・第三段階:外資コンサルティング会社

■Q&A力
★1:本質
(1)傾聴 聞くことから逃げない、まじめに聞く
(2)質疑 大事なことから逃げない、大事なことから問う
(3)応答 問われたことから逃げない、正面から答える

★2:会議術
(1)プレゼンタに簡潔な文章でまとめさせ、皆に理解させる
(2)質問する前に3分考えさせる
(3)勝手に話させない、ずらさせない
(4)賛否を示させる、コメントを許さない
(5)意思決定者をひとり決める、雰囲気で決めない

喜捨
★アヒル曲線
・資源を3割削れば、成果はゼロになる
・実行力不足=資源配分不足