大学生からの文章表現 無難で退屈な日本語から卒業する (ちくま新書)
「こいつ日本語もできねえのかよ!」と怒りながら報告書に赤入れすることがあるのだが、体系的にレポーティングの手法を学んだ経験が無いので、何が正しくて間違っているのかわからなくて困っており、参考になる書籍を探していて見つけた書籍。
大学生からの文章表現 無難で退屈な日本語から卒業する (ちくま新書)
- 作者: 黒田龍之助
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/02/09
- メディア: 新書
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まず、対象となる文章の体裁は、作文、エッセイ、小論文、作文などを統合して「日常文」と定義しているので、ビジネスには直接向いていません。
しかし「論点が何だ」「So What?」を追求したわかりやすいだけの平凡な文章でも面白くないもの。書き手が楽しんで、読み手を楽しませる配慮や手法を学べるので、ブログやお仕事でも役に立つはず。
ということで以下メモ
■大原則
- 「思う」を使わない。
- 「わたしは」で文をはじめない。
- (笑)はなるべく避ける。
■避けるべきくどい表現
- 代名詞 「私」、「自分」、「それ」、「あれ」
- 接続詞や副詞 「そして」、「しかし」、「たとえば」、「たまに」
- ソフトなつもりがくどくなる表現 「〜という」、「〜といえるもの」、「〜のような」
- 不必要な表現 「個人的には」、「私について言えば」、「具体的に言うと」
上記に気をつけて文章を書いたので、見違えるほど面白くなったでしょ?